モチベーションは業績にも大きな影響を与えていて:
業績 = 能力 × モチベーション
といわれています。この式は乗算であることがポイントで、モチベーションがゼロなら業績もゼロになってしまいます。
能力は安定的な要素であるのに対してモチベーションは不安定な要素です。そのため、業績を上げるにはモチベーションを高く維持する必要があります。
モチベーションの素として以下のものがあげられます:
- 適職
- 余暇 (プライベート)
- 提案・発想
- 状況適応 (サバイバル)
- 職場環境
- 人間関係 (不安定)
- 業務達成 (ノルマ)
- 信頼評価
- 職務主導 (専門知識)
- 報酬
- 昇任昇進
モチベーションの素は多いほどモチベーションの維持がしやすくなります。なので、モチベーションの素を増やすことが重要です。
ただし、状況適応と人間関係をモチベーションの素とするのは危険でもあります。状況適応が過ぎればオーバーワークとなりますし、人間関係はもともと不安定です。モチベーションの素を増やすことにより、ある部分ではモチベーションが下がっても、他の部分でモチベーションを補えることができます。
自己効力感とは「自分ならできる!」という気持ちのことです。その自己効力感を高める要素は以下になります:
- 成功体験 前にやったことがある
- 代理体験 誰かがやったことがあるのを見た
- 言語的説得 「あなたならできる!」といわれた
- 生理的情緒的高揚 お酒や何かで「自分ならできる!」と思ってしまう
このように、自己効力感が足りないとモチベーションも生まれません。これは特に技術者に当てはまる話でしょう。