つい先日である27日前に、VimConf 2017 が日本の東京で開催されました。VimConfは世界初かつ世界で唯一の、コミュニティによって定期運営されているVimの国際カンファレンスで、今年で5回目です。
VimConf 2018が来年2018年に開催されることが予告されましたが、これに参加することは熾烈を極める争いになることが予想されます。27日前のVimConf 2017開催中に、「来年の同じ会場を予約する」という発言がありました。同じ会場、つまり客席数は同じです。一方、VimConf 2017の時点ですでにチケットは完売して参加できなかった人も大勢発生しており、このいまの高まるVim熱を鑑みるに、来年は今年の2倍、3倍の激しいチケット争奪戦になることはもはや確定事項といえます。
そんなVimConf 2018のチケットを入手するにはどうすればよいか、公開情報のみから考察し、まとめます。((なお著者のujihisaはVimConfのスタッフで、裏事情のすべてを完全に把握しているかもしれない人物ですが、この記事では公開されていない情報は一切知らなかったことにして考察を進めています。)) 以下に4項目を、難易度の低い順に羅列します。基本的に上の方に記述されているものを優先し、それができなかったら代替案として下に記述されているものを採用すると、すべての物事がスムーズに進み便利です。
偉大なるVim貢献者は何らかの枠で招待されます。VimConf 2017では以下の4名が招待されました。
- haya14busa
- Fatih Arslan fatih
- Yasuhiro MATSUMOTO mattn
- https://github.com/mattn
- Famous at :terminal, webapi, and ujihisa
- Ken Takata k_takata
- https://github.com/k-takata
- Famous at Onigmo, and DirectWrite
招待されるためには偉大なる貢献をVimコミュニティに継続していくことだけでたぶん達成できます。ある程度実績を積んだと自認したら、VimConf関係者の人にそれとなくアピールしましょう。
一般チケットの販売は2017年10月からでしたが、スポンサーの公募は同年8月からでした。この開始時期の差は決定的です。スポンサーとして応募すると、単にチケットを確実に入手できるだけでなく、会社の宣伝を行うこともできます。
参考までに、VimConf 2017における企業スポンサーの各企業のブログ記事は以下です。
- VimConf 2017をスポンサーし、特化型のチラシを作って配布しました
- VimConf2017参加レポ
- VimConf2017のスポンサーになりました
- Fablic, incはVimConf 2017をスポンサーします
- VimConf 2017のスポンサーをしました
採択会議が揉めに揉めたと噂にあります。今年はとくに去年までと傾向が大きく変わったので、採択されるような応募を狙って出すことは難しかったでしょう。しかし朗報があります。来年も同会場を使うことから、かなり高い確率で同じような傾向のものを採択することが予想されます。従いまして、今年の以下の発表のような指向性で応募するよう準備することで、容易にVimConf 2018に参加できるようになります。
http://vimconf.vim-jp.org/2017/
- Vim, Me and Community
- The Past and Future of Vim-go
- Creating your lovely color scheme
- vim-mode-plus: The most ambitious vim emulator in the world
- Vim and Compatibility
- neosnippet.vim + deoppet.nvim
- How ordinary Vim user contributed to Vim
- The new syntax highlighter for Vim
- You've been Super Viman. After this talk, you could say you are Super Viman 2 -- Life with gina.vim
一般チケットに比べ、利用可能性が高いです。今年は座席指定もできるというとんでもないボーナスがついていました。なお個人スポンサー枠も結局すぐに売れてしまいますので気をつけましょう。
これは裏技です。自発的に物事を考えることができ、能動的に行動でき、全体を常に把握し、自身の強力な特殊能力を発揮する、そして何よりVimが好きな人はスタッフとして容易にVimConfに参加することができます。
なおスタッフ業は激務で結構やばいとのことです。全体の仕事のうち、VimConf当日までにやらないといけないことが責務の9割で、残り1割が当日ぐらいの比率ですが、その1割も基本的に朝から夜までずっと発表し続けてるようなものと考えればイメージできるかもしれないしできないかもしれません。
- 招待される
- 企業スポンサーとして応募する
- 発表者として応募する
- 個人スポンサーとして応募する
を上から順に試していくだけで、誰でもかんたんにVimConf 2018を完全攻略できます。