更新: | 2013-11-01 |
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バージョン: | 0.0.1 |
作者: | @voluntas |
URL: | http://voluntas.github.io/ |
関わっている全てのプロジェクトが Trello を使っている。さらに大規模な Trello 運用に関わる機会を得たのでそこで得たノウハウをまとめることにした。
ただし、運用というのはそれぞれの組織にあったものを「探していく」べきものであり、さらに必要があれば「変化」していくものだと考えている。
つまり銀の弾丸なんて無い。これはまぁうまくいってるんじゃないか?という例である。
十人十色のタスク管理があって問題ないと思っている。
- カレンダー機能はオンにする
- アサインされていないタスクを存在させない
- 期限が付いていないタスクをできる限り存在させない
- markdown を覚えて活用する
- タスク管理は運用が全て
- チャットを減らす
- 打ち合わせを減らす
- 明確にアサイン
- trello のボードは増やさない
- 出来るだけプロジェクト単位で増やす
- 組織単位であれば 部署〜課単位で止める
- 部署全体のボード、課単位のボード、あとは全てプロジェクト単位のボード
- 可能であれば課単位のリストでボードをできる限り増やさないようにする
- trello のカードのタスクは細かくしない
- 細かいタスクは全て checklist レベルに落とし込む
- 期限を付けたければチェックリストからカード化する
- リストはできる限りシンプルに (To Do, Doing, Waiting, Done, Pending) 程度にする
- To Do だけは「グルーピング」してもよい
- 「開発者 To Do 」と「デザイナー To Do 」のようなイメージ
- Doing は一つにして「今進行しているタスク」を見える形にする
- To Do だけは「グルーピング」してもよい
- 出来ないカードは出来ない理由を書いて Done へ持っていく
- いつかやりたいならその旨をおいて To Do へ
- ただいつかやるはやらないので、本当に残しておきたい物だけ残す
- 管理を継続するには複雑にしない事が大事
- タスクの見える化が目的であって「人の管理が目的」ではないことを理解する
- 気持ちはカードにせず、コメントへ
- カードで議論しない F2F で議論する
- 複数人数での議論が必要な場合は「必要な人だけ」を招集する
- 偉い人専用リストを追加する (~ だけど聞きたいことある?) のようなもの
- わからないことはここに書いて、非同期にする
- 最長でも二日以内には回答するようにする
- 全てをプロジェクト単位で考える
- 週1のレビュー
- Done から Waiting 、 Doing へ上って「漏れタスク探すレビュー」を行う
- レビュー時間を決める
- To Do はレビューしない
- レビューは確認の場であって、議論の場では無い
- レビューは相談の場であって、議論の場では無い
- ボード事にレビューを行い「関係ない人」は参加しない
- 確認したいことは事前にコメントに書き残す
- To Do は各自レビューをするのでレビューしない
事前に To Do に存在するのでは無くいきなり Doing になるタスクというのが存在します。 それが緊急タスクです。緊急タスクは全てのタスクより優先順位を高くします。
このタスクによって他のタスクに影響が発生することも考えられるためあまりあって欲しくないタスクです。
ただ障害対応などの「対応しないとまずい」場合はこのタスクになります。
- 赤のラベルを使う
- 赤のラベルに「緊急対応」と書く
- Doing の一番上に置く
- その部門の責任者、主担当者、副担当者の 3 名をアサインする
- 時間事に経過をコメントに張っていく
- チャットでの対応であればチャットのログをベタベタ張っていく
かなり特別のタスクとして扱うことが重要です。